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大塚 孝治
INS Symp.on Dynamics of Nuclear Collective Motion, p.382 - 389, 1982/00
相互作用するボゾン模型の微視的基礎に関して、大きく四重極変形した原子核に焦点をあてて、議論した。上述のボゾン模型では、原子核の四重極集団運動に於いては、J=OのS核子対とJ=2のD核子対が支配的な役割を果たしていると、仮定されている。この仮定を微視的な立場から調べるという研究は、これまでの所、波動関数の中のS及びD核子対の割合を調べる、という事に限られてきた。今回の発表では、この研究を一歩進めて、四重極能率中に占めるS-D核子対の役割を解析した。その結果、大きなNに対する、N核子対系の四重極能率の70%以上が、S及びD核子対によって荷われている事が分かり、S-D核子対の支配的な役割を物理量に対して示すことに始めて成功した。又、以上の研究の上にたって、大きく変形した原子核に対するフェルミ粒子-ボーズ粒子写像法を新に見つけ、それによって相互作用するボゾン模型での現象論的パラメーターの微視的説明に成功した。